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2007年01月09日

ジーコ監督。「おまえもか~!!!」

大塩雅義
近頃私は歳を取ったせいか感情の起伏が少なくなってきたような気がします。しかし先日の「日経新聞」に掲載されたサッカー日本代表の前監督、ジーコさんのインタビュー記事には少々がっかりしました。何故かと言いますと文中何処を探しても彼の監督としての「責任」の所在箇所が見あたらなかったからです。その内容はと言いますと終わってから5ヶ月も経つのに、終始監督としての自己の正当性の主張ばかりで、他人の悪口言うのにそんなに時間が掛かるかと失望させられてしまいました。
確かに彼にしてみれば監督を引き受けた当初、少し頑張ればまた2002年の時のように決勝トーナメントへの進出ができるのではないか?また自分のサッカー知識・技術からすれば本大会で上位進出も可能ではないかと思っていたのかも知れません。しかし残念ながら意に反してベスト16を逃すと言う結果が出た途端、その責任が自分に集中すると、恰も選手や協会・くじ運の悪さ等のせいでそうなったかのように言い放ち、本気で敗因分析をしていないように私には受け取れました。これはプロでもアマチュアでも絶対に口にしてはいけないことだと思います。なにかしらのスポーツをやったことのある人ならば、「勝負事は勝つも負けるも時の運」というのは理解できると思います。だから彼に負けたことの責任を取れとは言いません。悔しいのは良くわかりますが、今更負けた理由を聞かされても仕方がないし、また聞きたくもないと言うのが本当の所です。ましてやその責任を他人に擦り付けるとはいかがなものか?そんな事をすると凡人以下、最低の人間になりますよと言いたいです。普通の人は自軍の敗因をのうのうと語りますが、特別な人は必ず相手の勝因を的確に把握しているといいます。だからジーコさんには「なぜ日本チームは勝てなかったのか?」という分析や理由を文中に示してほしかったと思います。「負けた理由を示す」ではなく、「勝つためにどうしたらよかったか?」。そういった話の方が聞く耳にも心地よいし、また言っている本人も気分がよかったのではないでしょうか?
少し前の話ですが、耐震偽装マンションの事件や村上ファンド・ライブドアの事件の報道を聞いていますと、その当事者は決まって他人の責任を口にします。全く自分に責任がなかった人もいるでしょうし、確かに運が悪かったの一言で解決できる問題では無いと思います。しかしそのように悲しい結果になる前に自分自身で何かやるべき事があったのではないでしょうかと思うのです。これが今の日本の風潮だと言ってしまえば簡単な事なのかも知れませんが、何か寂しい気持ちで悲しくなってしまいます。
今回のジーコインタビューにしても、彼が日本人は好結果においては「謙虚さ」を、そして不幸の結果に際しては「自己責任」を取ることを好む、ということを知っていたなら少しは違った内容になっていたかも知れません。話は変わりますが、「二十手物語」の鶴次郎さんの話によると、元来人間は自分一人の力で「生きている」のではなく、周りの人間や自然に「生かされている」ものなのだそうです。今更偉そうなことは言いませんが、ジーコさんより1歳若い私は、残り少ない人生を「自己責任」の取り方と「感謝」の気持ちで「楽しく」また「ゆっくり」と生きていきたいと思っている今日この頃です。

(文責;大塩雅義)

投稿者 プランナーの声 : 2007年01月09日 10:37

カテゴリー [ 大塩 雅義 ]

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