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2008年09月15日

近所の電気屋さん

岩本夕子 今年の夏が始まったころ、家のクーラーと洗濯機が同じ時期に壊れてしまいました。その少し前にも建具を変えたばかりで、重なる出費…。でも必要なものなのですぐ買うことに。さてどこで買おうか…?大きな電化製品を買うのは久しぶりのことで、少し考えてみました。

一般的には量販店で買う方が多いのでしょうね。もちろん値段のことを考えるとそのほうがよかったのですが、結局今回は近所の電気屋さんにお願いしました。昔からお世話になっているお店ですが、ずいぶんご無沙汰の買い物です。それにはきっかけになる出来事がありました。

数ヶ月前、テレビの線の接触が悪くなり、映りのよくない日が続いていました。(こうやって書いていますと、うちの家はボロボロですね…)
それでもなんとか見ることはできていたのですが、ある日母がキレて(?)その線をひきちぎってしまったのです。(正直ちょっとびっくりしました…)
当然テレビはまったく映らなくなりました。それで近所の電気屋さんに直してもらい無事復活。
母が「おいくら?」と聞いたところ、電気屋のおじさんは「もういいよ」と言うのです。あれやこれやのやりとりがありましたが、結局お支払いはしないままおじさんは帰っていきました。

その数ヶ月後、前述のとおりのこととなったわけです。
母は「近所のお店で買っておけば修理の時にも来てもらいやすいし、やっぱりそれが一番いいわ~」と言ってました。

このことが私にとっては、心理的というかマーケティング的というかいろんな意味でとても興味深い出来事に感じました。正直なところ、値段は高かったです。量販店に行けばずいぶん安くで同じものが手に入ったと思います。でも母は値段よりも、その近所の電気屋さんで買うことに価値を見出したわけです。電気屋さんのおじさんは数ヶ月後にうちの洗濯機が壊れるのを知っていたわけではないのです。こういうことが商売のおもしろさ・難しさなのかもしれません。

「人情」なんていう言葉を耳にすることはなくなりましたが、身近でちょっとそれを感じた出来事でした。


(文;岩本 夕子)

投稿者 プランナーの声 : 2008年09月15日 10:35

カテゴリー [ 岩本 夕子 ]

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